普段使いにぴったりの、使いやすいサイズの帆布ミニトートバッグの作り方をご紹介します。底は二重になっているので接着芯を使わなくてもしっかりとした仕上がりになります。
小さめサイズの裏地つき帆布トートバッグの作り方
完成サイズ
完成サイズは縦21㎝×横35㎝×マチ13㎝。
財布とスマホ、ポーチなどの必需品がしっかり入る大きさで普段使いにピッタリです。大きすぎず、ちょっとそこまで出かける時などに持ち運びやすいオススメのサイズです。
材料
- 持ち手《表》(65㎝×4.5㎝)…2枚
- 持ち手《裏》(35㎝×4.5㎝)…2枚
- ポケット(14㎝×13㎝)…2枚
- 裏地《上部》(37㎝×6㎝)…2枚
- 裏地《下部》(37㎝×49㎝)…1枚
- 表地(37㎝×57㎝)…1枚
- 底(37㎝×23㎝)…1枚
作り方
1.持ち手を作る
持ち手用の布の両端を、それぞれ1㎝ずつ折ります。
持ち手《表》《裏》ともに４本すべて折ります。
持ち手《表》と《裏》を写真のように合わせます。(折った部分が重なるように)
真ん中同士が合わさる位置で固定します。
重ねたまま両端を縫い合わせます(端から2〜3㎜の所で)。
↓縫い合わせた後の写真。
もう一本の持ち手も同様に縫い合わせておきます。これで持ち手の準備は完了です。後で使うので一旦置いておきます。
2.ポケットを作る
ポケット用の布２枚を重ねます。
短辺(13㎝辺)を縫い代1㎝で縫い合わせます。
布を開いてアイロンを掛けます。
そのまま反対側に折り曲げ、縫い代を隠すように畳みます。
折り目の際を縫います。
↓縫った後の写真。これでポケットの準備が完了しました。一旦置いておきます。
3.本体と裏地《上部》を繋げる
本体の短辺(37㎝)に裏地《上部》を重ねたら、縫い代1㎝で縫い合わせます。
縫ったら開き、作業しやすいようにアイロンで押さえておきます。
4.底の処理
底用の布の長辺(37㎝辺)をそれぞれ1㎝折ります。
5.ポケット・底・持ち手を本体に付ける
本体の上に底を重ねます(真ん中同士が合わさる位置で)。
写真の位置にポケットを置きます。この時に、ポケットの下部を底の中に1㎝入れます。
次に、写真のように持ち手を重ねます。ポケットの上に1㎝重ねるように。
↓このように、ポケットの両脇に持ち手を1㎝重ね、ポケットと持ち手の下部に底を1㎝重ねます。
位置が定まったら、まずは持ち手の両脇を縫います。持ち手を縫い付けたら、最後に底を縫います。
ズレないように両面テープや手芸用ボンド等で一部を固定しながら縫っていくとスムーズです。
持ち手を縫い付ける範囲はポケットの少し上までにしておきます。
反対側も同様に、対称の位置に持ち手を縫い付けます。
6.表地と裏地を繋げる
持ち手を底に向けて倒しておきます。
表地の上に裏地を重ね、どちらか片方の短辺を合わせます。
合わせた端を縫い代1㎝で縫い合わせます。
次に反対側の短辺同士をピッタリ重ねます。
重ねた状態で、縫い代1㎝で縫い合わせます。
↓このように、筒状に繋がりました。
今縫った部分を真ん中に移動させます。
↓このように左が表地・右が裏地になっています。
真ん中の線(布の境目)をピッタリ合わせます。
ズレないように待ち針などで固定しておきます。縫い代はどちらに倒してもOK。
袋の両脇を縫います。この時に裏地の底から10㎝空けた位置に返し口を作っておきます。返し口は10㎝程度あれば表に返せます。
縫ったら、今縫った両脇の縫い代をアイロンで割っておきます。※返し口の部分も同じように1㎝割っておく。
7.底マチを作る
縫い代が真ん中に来るように布を開きます。
底の角を、縫い目を真ん中にして左右対称に開き、横幅が13㎝になる所にチャコペンで線を引きます。
線に沿って縫います。
４箇所とも同様に縫います。
余分な角を切り落とします。※縫い目を切らないように、縫い目から1㎝程度あけて切ります。
これで底マチの出来上がりです。
8.表に返す
返し口から布を引き出して表に返します。
9.返し口を閉じる
返し口を手縫いで「コの字とじ」するか、面倒な場合はミシンで端を真っ直ぐ縫います。
10.袋口を一周縫う
裏地を中に入れて全体をアイロンで整えたら、袋口をぐるりと一周縫います。
↓縫った後の写真。
11.持ち手を縫う
最後に持ち手の上部を縫い付けたら完成です。
↓持ち手が上までしっかり付きました。
12.ボタンを付けるのがオススメ
バッグの口にマグネットボタンを付けるのがオススメです。
直接付けても良いのですが、写真のように布でテープを作って付けるとより使いやすいバッグになります。
テープの作り方
布を横7㎝×縦8㎝で2枚カットし、8㎝の辺を四つ折りにします(四つ折りにすると2㎝幅のテープになります)。今回は縫わずに手芸用ボンドのみで作ったため、差し込み型のマグネットボタンを先に付けました。
真ん中の線まで両端を畳みます(適宜ボンドで接着しながら)。
更に半分に折り、接着したら完成です。
これを、真ん中を少し弛ませた状態で本体に接着します。ボンドが完全に乾くまでクリップなどで止めておきます。
この少し出っ張ったテープがあることで、マグネットボタンを開閉しやすくなりますよ。
使用生地
最後に
小さめサイズの裏地つき帆布トートバッグの作り方をご紹介しました。
帆布バッグはこちらもどうぞ。
他にもハンドメイドレシピを沢山載せているので、よろしければ参考にしてみてくださいね。