習い事などで活躍する、ボール袋の作り方をご紹介します。
今回作製したサイズは幼稚園児が習い事で使用している1号ボールが入る大きさです。布のサイズを大きくすればサッカーボールなどにも対応できるので適宜調整してみてくださいね。
持ち手が不要な場合は省いてもOKです。
ボール袋(持ち手つき巾着袋)の作り方【型紙なしで簡単/裏地なし】
完成サイズ
- 縦 …24㎝
- 横 …34㎝
- マチ …15㎝
- 持ち手長さ …23㎝ (幅1.5㎝)
材料
- 本体(縦18㎝×横36㎝) …2枚
- 底(縦37㎝×横36㎝) …1枚
- 持ち手(長さ29㎝×幅6㎝) …2枚
- 紐(約78㎝) …2本
作り方
それでは作り方を順に見ていきましょう。
1.持ち手を作る
まず最初に持ち手を作っておきましょう。
持ち手用にカットした布を半分に折ります。 (アイロンでしっかり押さえる)
↓折って開くと真ん中に折り目が付きました。
↓真ん中の折り目に向かって両端を畳みましょう。
↓更に半分に折りましょう。これで横幅が最初の4分の1の細さになりました。
↓破線のように、布端から2㎜くらいの所にそれぞれステッチをかけたら持ち手の完成です。
もう一本の持ち手も同じように作ったら、持ち手は一旦置いておきます。
2.底と本体を繋げる
底布の上に、本体布を中表(布のオモテ面同士が内側になるように)で重ね、布端を揃えます。
↓布端を縫い代1㎝で縫い合わせます。
↓開いてみると、このように繋がっています。
↓次に底布の反対側の端に、もう一枚の本体布を中表で合わせます。
↓先程と同じように布端を縫い代1㎝で縫い合わせましょう。
↓開いてみると、3枚の布がこのように繋がりました。
↓本体布を両方畳みます。写真のギザギザ線のように、縫い代の部分に裁ち目かがりやジグザグミシンをかけて布端の処理をしましょう。
底布と本体布が重なった状態ですが、そのまま2枚まとめてジグザグミシンをかけます。
ジグザグミシンをかけたら、布の切り替え部分を押さえるようにアイロンを掛けます。 ※縫い代はどちらに倒してもOKです。お好みの方向に倒してください。
↓縫い代を押さえるように黒線の部分にステッチをかけます。※縫い代を倒した方にステッチをかけましょう。 (今回は縫い代を外側に向かって倒しましたが、底布の方に倒した場合は底布にステッチをかけます。)
↓このように布の境目から2~3㎜の所で。
↓次に、写真の黒線の部分に裁ち目かがりやジグザグミシンをかけて処理します。
少し面倒ですが、糸の色を布の色に合わせて変えることでジグザグミシンが目立ちにくくなりますよ。
ジグザグミシンをかけたら、布を中表で半分に畳みましょう。畳んだ状態で両脇を縫い代1㎝で縫い合わせます。
※この時に上(袋口)から8㎝は縫わずに空けておきます。
両脇を縫ったら、半分より上の部分だけで良いので縫い代をアイロンで割ります。
↓写真のように、縫い代が真ん中に来るように袋を開きます。
↓袋口のV字になっている部分を、コの字を書くようにして縫い付けましょう。
↓裏側の布を巻き込まないように気を付けながら、布を回しながらコの字に縫いましょう。
↓表側から見るとこのような感じ。
3.紐の通り道を作る
袋口をアイロンで1㎝折ります。(反対側も同じように折る)
↓更に、2㎝折ります。
↓両脇からそれぞれ11㎝の所に持ち手の端を差し込みます。(1㎝くらい差し込む)
↓袋口の折った部分を押さるようにステッチをかけます。(持ち手を挟んだまま一緒に縫う)
折った布端からできるだけギリギリの所で縫いましょう。
次に持ち手を上に向けます。
↓写真の破線部で縫い留めましょう。(袋口の端っこギリギリの所で)
↓表から見た状態。
4.マチを作る
底マチを作りましょう。
縫い代が真ん中にくるように袋を開きます。
底の角を左右対称の三角になるよう整えたら、縫い代をアイロンで開きましょう。幅が15㎝になる所に線を引いておきます。
線に沿って縫いましょう。
縫い目から1㎝くらい残して角を切り落とします。
カットした部分をジグザグミシンなどで処理します。
もう一方の角にも同じようにマチを作りましょう。これで底マチの完成です。
4.紐を通す
袋を表に返して左右の紐通し口からそれぞれ紐を通しましょう。
完成
これでボール袋の完成です♪
作り方は基本の巾着袋と同じですが、マチを広くとることでボールの丸みに対応しています。
ボールを入れてみた
1号サイズのボールを入れてみました。周囲や奥行きには少し余裕があります。
ボールの周囲が約57㎝なのに対して、袋の周囲は68㎝となっており、ボールより10㎝程度大きく作りました。
あまりにピッタリのサイズで作ってしまうとボールの出し入れがしにくくなるので少し余裕を持たせると良いですよ。
使用生地
最後に
ボール袋(持ち手つき巾着袋)の作り方【型紙なしで簡単/裏地なし】をご紹介しました。
違ったタイプの、袋口がフリルになった巾着袋の作り方も載せています。お揃いの布でお着替え袋なども作ると使う喜びが増しますよ♪よろしければこちらもどうぞ。
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