本体と同じ生地(共布)でフリルや持ち手を作る上履き入れの作り方をご紹介します。布さえあれば出来るので、揃える材料が少なく済み、可愛く出来上がりますよ♪
共布フリル付き上履き袋の作り方【裏地あり/マチなし/底切り替えあり】
完成サイズ
- 縦…30㎝
- 横…23㎝
- 持ち手高さ…16㎝
この完成サイズは子供用の上履き袋として使用するのに丁度良い大きさです。一般的に販売されている物もこれくらいのサイズです。
材料
- フリル用の布(6.5㎝×45㎝) …2枚
- 表地(19㎝×25㎝) …2枚
- 底布(19㎝×25㎝) …1枚
- 裏地(32㎝×25㎝) …2枚 または (62㎝×25㎝) …1枚
- ループ(2㎝×11㎝) …1枚
- 持ち手(4.5㎝×34㎝) …1枚
裏地について
裏地は縦62㎝×横25㎝必要ですが、生地の長さが足りず62㎝でカットできない場合は下記を参考に縦32㎝×横25㎝を2枚繋げて使ってもOKです。今回は2枚を繋げました。
作り方
それでは作り方を順に見ていきましょう。
1.裏地を繋げる
※裏地を1枚(62㎝×25㎝)で裁断する場合はこの工程を省いてください。
まず2枚の裏地を中表で合わせます。(中表とは布のオモテ側同士が内側になるように合わせることです)
↓重ねた状態で、赤線のように25㎝の辺の片方を縫い代1㎝で縫います。
↓布を開くとこのように繋がり、62㎝×25㎝になりました。裏地はこの状態で使います。
裏地は一旦置いておきましょう。
2.持ち手を作る
持ち手用にカットした布を用意します。
今回は本体に合わせて持ち手も表と裏で布を分けました。
上履き入れなので、作る持ち手の数は一本だけです。
持ち手の作り方は長くなるので別記事に分けました。こちらを参考にどうぞ。
3.ループを作る
持ち手を通すためのループを作ります。
ループ用にカットした布をアイロンで半分に折ります。
↓布を開くと真ん中に折り線が付きました。
↓布の両端を真ん中の線に向かって折ります。
↓更に半分に折ります。
これで切りっぱなしの布端が内側に隠れた状態になりました。布は最初の1/4の細さになっています。
↓折った布が開かないように、赤線の部分にステッチをかけて閉じたらループの完成です。
作ったループは一旦置いておきます
4.フリルを作る
フリルの作り方(ギャザーの寄せ方)は長くなるので別記事に分けました。
こちらを参考にしてください。
フリルの作り方を参考に、本体の横幅(25㎝)に合わせて作りましょう。
5.表地にフリルを付ける
底布の両端にフリルを縫い代5㎜で縫い付けます。※底布もフリルもオモテ面が上です。
↓裏側から見るとこのようにフリルが付いています。底布よりも少しだけフリルが上にはみ出すようなイメージで付けると良いでしょう。
↑※フリルを作った後にミシンの糸調子を元に戻すのを忘れたので縫い目が緩くなってしましました。糸調子を元に戻すのを忘れないよう気を付けましょう。
↓両端にフリルを付けたら、フリルを間に挟むようにして上から表地を重ねます。
今回の表地には裏表がありませんが、柄がプリントされていたり表裏のある布の場合は中表で重ねてください。
↓重ねた状態で、縫い代1㎝で縫います。
↓開くと、このようにフリルが挟まった状態で布が繋がりました。
↓反対側のフリルの上にも同じように表地を重ねて縫い代1㎝で縫います。
↓開くと、布がこのように一つに繋がりました。
6.持ち手とループを付ける
↓写真のように、表地のオモテ面の両端に持ち手とループを付けます。
付ける位置について
持ち手は二つ折りにして表地の真ん中に付けます。縫い付ける位置は布端から5㎜程度の所に。
↓ループを付ける位置は真ん中から左右にそれぞれ1.5㎝の所です。 (ループの内側の距離は3㎝です)
↓布端から5㎜程度の所で縫い付けましょう。
まだ仮付けなので、縫う位置は布端から1㎝以内の所に。
7.裏地と縫い合わせる
表地の上に裏地を中表で重ねます。
↓重ねた状態で両端(赤線の部分)を縫い代1㎝で縫います。
↓今縫った両端の縫い目が真ん中にくるように布を開きましょう。
↓中を覗くと、このように左側が表地/右側が裏地というように分かれています。
↓真ん中をピッタリ合わせたら、ずれないように待ち針などで固定します。
↓赤線のように、袋の両脇となる部分を縫い代1㎝で縫います。
この時に、裏地のどちらか片側の真ん中は縫わずに10㎝空けます。後で布を引っ張り出す為の返し口として使います。
8.布を表に返す
返し口から布を引っ張り出して表に返しましょう。
9.返し口を閉じる
返し口は手縫いで「コの字とじ」をして閉じるか、手縫いが面倒な場合はミシンで縫ってしまうのがお勧めです。
今回はミシンで簡単に返し口を閉じる方法をご紹介します。
まず返し口の布端を1㎝ 中に入れ込みアイロンをかけます。
↓そのまま布端ギリギリの部分をミシンで真っすぐ縫うだけでOKです。
裏地なので縫い目が目立つことなく、そして時短になります。
返し口を閉じたら裏地を袋の中に入れ、袋口にアイロンをかけておきましょう。
10.袋口にステッチをかける
最後に、袋の口から数ミリの部分にぐるっと一周ステッチをかけたら完成です。
11.完成
これでシューズケースの完成です♪
持ち手もループもすべて本体と同じ布で作ったので、統一感があるのが嬉しいポイントですね。
最後に
共布フリル付き上履き袋の作り方【裏地あり/マチなし/底切り替えあり】をご紹介しました。
↓お揃いのレッスンバッグの作り方はこちら。