100均のビニールで作るクリアバッグの作り方〜2種類〜

100均のビニールで作る、夏にぴったりなクリアバッグの作り方を2種類ご紹介します。

目次

①縁取りビニールバッグの作り方

まずは、綾テープで縁取りしたオシャレなクリアバッグの作り方からご紹介。

写真はコンビニのアイスコーヒーの容器を入れた状態です。ドリンクの持ち帰り用バッグが欲しかったので底箱がピッタリ入るサイズにしました。ランチバッグとしても使えそうです。底マチは約10㎝。

材料

  • クリアファイル
  • 綾テープ(2㎝幅)
  • 持ち手テープ

テープについて

綾テープは100均(セリア)で購入した2㎝幅のもの。バイアステープよりも縫い付けが簡単なのでバッグの縁取りに重宝しています。

クリアファイルについて

100均のビニールにはいくつかの商品がありますが、ある程度の厚みがある以下のような商品がお勧めです。今回使用したのは右の『ソフトカードケース』です。開くとA3の大きさが取れるので今回のバッグが作れました。

多少の厚みとハリがあります。

作り方

1.ビニールをカットする

ビニールを30㎝×40㎝の長方形にカットします。今回使用したソフトカードケースでは開いた状態で端から端まで目一杯大きくカットしました。

ビニールの折り目が気になる場合は、当て布をしてアイロンを低温で掛けると折り目が軽減されます。(直にアイロンを掛けたり高温にするとビニールが溶けるので注意)

2.ビニールを縁取り

ビニールの短辺(30㎝の辺)と同等の長さに綾テープを2本カットします。

↓ビニールの短辺に綾テープを合わせて縫い合わせます。※この時に綾テープがビニールの端から半分はみ出すようにします。縫う場所は、綾テープのできるだけ端の方。

破線部を縫う

↓縫った後の写真。

次に、ビニールの端を包み込むように綾テープを折ります。

綾テープを折りたたんだ状態で、先程と同様にテープの端を縫います。

破線部を縫う

↓縫った後の写真。

反対側の短辺も同様に綾テープを縫い付けます。※タグなどの飾りを付ける場合は、できればこの時に縫い付けておきます。

今回はこちらのタグを付けました。(バッグが出来上がってから最後に付けてもOKです)

3.持ち手を付ける

持ち手は好きな長さにカットし(今回は35㎝でカット)、袋口に縫い付けます。持ち手の間隔は使いやすい幅で構いません。真ん中から左右対称の位置に付けましょう。

赤線部を縫う

今回は重い物を入れるわけではないので、袋口ギリギリの所に一箇所と持ち手の下部で一箇所 縫い付けました。

縫い目のアップ

こんな付け方も

↓このように四角く縫ったり、真ん中に×を描くように縫うとより強力に固定できます。

反対側も同様に持ち手を付けます。

持ち手の端について

今回は持ち手を切りっぱなしで付けましたが、端を処理したい場合は以下のように端を折り曲げて縫い止めてからバッグに付けると良いですよ。

4.本体を二つ折りにする

本体を外表(オモテ面が外側になるように)で二つ折りにし、ずれないように両脇に数箇所しつけ縫いをしておきます。

しつけ縫いをした部分は綾テープで隠すので、できるだけ端の方で縫っておきます。

縫った後

次に、バッグの脇と同等の長さで綾テープを2本カットします。

バッグの両脇を綾テープで包んで縫うのですが、バッグの口の方は綾テープを内側に折り曲げてから付けると端が綺麗に処理できます。

破線部を縫う

ビニールを包むように綾テープを畳み、縫い止めます。

破線部を縫う
縫った後

この時に、下の方は綾テープが多少足りていなくても問題ありません。(後でマチを作るため)

↓反対側も同様に綾テープを縫い付けます。

5.底マチを作る

写真のようにバッグを開きます。

底の角の真ん中に、バッグの両脇の縫い目が来るように整えます。角の幅が10㎝になる所に線を引いておきます。

線に沿って縫います。

反対側の角も同様に幅10㎝の所で縫います。

縫い目から5㎜程度空けて余分な角を切り落とします。

次に、底マチの幅より少し長めに綾テープをカットします。

マチの部分を綾テープで包みます。※この時に綾テープの両端を内側に折ってから縫い付けると綺麗に仕上がります。

反対側のマチも同様に処理したら完成です。

6.完成

これで縁取りクリアバッグの完成です♪インナーバッグとして巾着袋を入れてもキュート。

②プールバッグにも♪シンプルなクリアバッグの作り方

続いて100均のビニールだけで作れるシンプルなバッグの作り方をご紹介。

完成サイズ

完成サイズは縦25㎝×横33㎝×マチ13㎝。プールバッグとしても使える大きさです。

材料

使用する生地は100均 (ダイソー)のテーブルクロスだけ。

100均の塩化ビニルは他にも軟質カードケースなどの商品もありますが、サイズが小さいため、大きめのバッグを作りたい場合は足りません。

テーブルクロスは大きいため、1枚でバッグを数個作ることができます。※しかし大きい代わりに薄いので、クタッとした仕上がりになります。

ペラペラ感がありますが、手芸屋さんで大きめのしっかりしたビニール生地を購入するのはお金が掛かるため今回は諦めます。

作り方

1.持ち手を作る

持ち手は市販の既製品を付けても構いませんが、自作する場合は↓画像の手順で作ります。

  • ビニールを35㎝×8㎝でカット
  • 半分に畳んで折り目を付ける
  • ビニールを開く
  • 真ん中の線まで両端を畳む
  • 更に半分に畳む(四つ折り)
  • 真っ直ぐ縫う

アイロンで折り目を付けたいところですが、ビニールなので指や爪でしっかり押さえて畳みます。

待ち針も穴が開いてしまって使えないため、クリップなどで仮に止めておくとスムーズです。

↓このように四つ折りにした状態で持ち手の両脇を真っ直ぐ縫うと綺麗に仕上がり、ヨレにくくなります。

持ち手は2本作っておきます。また後で使うので一旦置いておきます。

2.本体の袋口の処理

バッグ本体のビニール生地は、35㎝×67㎝の長方形にカットします。

短辺(35㎝の辺)を裏側に向かって2㎝畳みます。※ビニールに裏表はありませんが、製作する際にどちらを裏面(バッグの内側)にするかを決めておきます。

↓短辺どちらも2㎝折ります。

折った所を押さえるように真っ直ぐ縫います。

縫った後の写真

↓両方の短辺を縫ったところ。

3.持ち手を付ける

持ち手を、本体の短辺に付けます。持ち手の間隔はお好みで。※真ん中から左右対称の位置に付けましょう。

付けるのは本体の裏面です。本体の2㎝折った部分に上から持ち手を重ね、四角く縫い止めます。

反対側の持ち手も同様に付けたら、取り付け完了。

4.袋の脇を縫う

本体を中表(表側が内側になるように)で二つ折りにします。両脇を縫い代1㎝で縫い合わせます。

↓縫った後。これで袋状になりました。

5.底マチを作る

バッグの脇が真ん中に来るように開きます。

↓底の角を、縫い代が真ん中になるように開きます。横幅が13㎝になる所で、折り目を付けておきます。※消せるペンであれば線を引いても構いません。

↓折り目に沿って縫います。

反対側の角も同様に縫ったら、13㎝の底マチの出来上がりです。

↓縫い目から1㎝くらい空けた所で余分な角を切り落とします。(反対側も同様に)

6.表に返したら完成

表に返したらビニールバッグの完成です。巾着袋を作って入れるのも良いですね。

最後に

100均のビニールで作るクリアバッグ2種類の作り方をご紹介しました。巾着袋の作り方はこちらです↓

↓100均ビニールのレシピはこちらも参考にどうぞ。

当サイトでは、他にもハンドメイドレシピを多数掲載しています。

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