落とす心配のないリール式のキーケースの作り方をご紹介します。100均のリールを使用し、材料費500円以下で作ることができますよ。
布なので、リールを外せば洗濯機で丸洗いできます♪
↓使用したリールについてはこちらに詳しく記載しています。

リール式キーケースの作り方①ファスナータイプ
完成サイズ
完成サイズは14.5㎝×7㎝。

材料
- 表地(16㎝×16.5) …1枚
- 裏地(16㎝×16.5) …1枚
- ファスナー(あれば14㎝のもの) …1枚
- リール

ファスナーは、あれば14㎝のものを使用し、ファスナーの生地端に合わせて布をカットすると作りやすいと思います。私は材料を100均で調達することが多いのですが、近場の100均にはちょうど良い長さのものがなく、長めのファスナーを購入してカットすることにしました。
作り方
1.ファスナーと裏地を繋げる
写真のように裏地の16.5㎝辺とファスナー合わせます。※裏地・ファスナー共にオモテ面が上。

生地の端っこ同士をピッタリ合わせたらできるだけ端の方で縫い合わせます。


ファスナーの引き手が妨げになって縫えない時は、ミシンの押さえを上げてファスナーの引き手を邪魔にならない位置に移動させます。


次に反対側の生地端同士を合わせて同じように縫い合わせます。この時もできるだけ端の方で縫います。

↓縫った後の写真。これでファスナーと裏地が繋がりました。

2.表地とファスナーを繋げる
写真のようにファスナーを置きます。

ファスナーと表地を中表(オモテ面同士が合わさるように)で合わせます。

裏地を縫った時よりも深い位置で生地端を縫い合わせます。

縫ったら、表地を開きます。

裏地は反対側に倒しておきます。

次は反対側の端をファスナーに重ねて同じように縫い合わせます。裏地の時よりも深い位置で縫います。

↓縫った後、横から見た状態。

ファスナーと表地と裏地がこのように繋がりました。

3.両脇を縫う
ファスナーの引き手を真ん中に移動させておきます。

真ん中の布の境目をピッタリ合わせます。※ファスナーはどちらに倒してもOK。

真ん中がズレないように待ち針などで固定したら、両脇を縫い代1㎝で縫い合わせます。この時に裏地の真ん中に一箇所、返し口を作っておきます(5㎝空ける)。そして返し口とは反対側に、リールのループを通す部分を二箇所あけておきます(表地・裏地ともに真ん中を空ける)。※ファスナーの引き始めの方にリールが付くように向きを確認します。

※今回使用したファスナーは長さ調節できるタイプではなく硬いため、ミシンでは縫えず(針が折れてしまうため)ファスナー部分だけ手縫いにしました。
縫ったら、縫い代をアイロンで割ります。このように返し口とループ通し口だけ空いた状態になりました。


※長いファスナーを使用した場合は、余剰な部分をカットします。
4.表に返す
返し口から布を引っ張り出して表に返します。

5.返し口を閉じる
返し口は手縫いで「コの字とじ」します(両側をすくいながら閉じる)。


6.アイロンをかけてリールを付ける
裏地を中に入れて全体にアイロンをかけます。

リールのループを内側から外側に向かって出します。

カラビナを付けたら完成です。


リール式キーケースの作り方②ランドセルの肩紐に付けるタイプ
ランドセルの肩紐に付けるタイプをご紹介します。
完成サイズ
完成サイズは縦12㎝×横6.5㎝。

外側の布を後ろに折り畳めば、ランドセルの肩紐に付けることができます。
鍵の長さについて
キーケースを作る前に、大きさに悩みました。我が家はマンション住まいのため、一階のエントランスはオートロックになっていてキーをかざす仕組みになっています。

写真を見て分かる通り、自宅の鍵と言っても長さが多少異なります。マンションのオートロックキーは普通の鍵よりも1〜2㎝長いことが多いのです。実際に使用している鍵とリールキーホルダーの長さを考慮して作ります。
材料
完成・裁断サイズは目安です。鍵の長さやリールの種類により適宜調整してください。
- 本体①(14㎝×19.5㎝) …2枚
- 本体②(13㎝×8.5㎝) …2枚
- 蓋(7㎝×8.5㎝) …2枚
- リール …1個
- お好みでマジックテープなど

作り方
1.蓋を作る
蓋用に裁断した布2枚を中表(オモテ面が内側)で重ねます。

重ねた状態で3辺を縫い代1㎝で縫い合わせます。長辺の一つは縫いません。

縫ったら、写真のように二箇所角を切り落とします。※縫い目を切らないように注意。

縫っていない長辺の所から布を表に返し、周囲をぐるっと縫います。(端から2〜3㎜くらいで)

↓縫った後の写真。これで蓋の出来上がりです。

2.本体に蓋を付ける
本体①のオモテ面の長辺の真ん中に蓋を付けます(布端から5㎜の所で縫い合わせる)。本体①の裏地に付ける場合、蓋も裏地がオモテ向き。本体①の表地に付ける場合、蓋も表地がオモテ向きになるように付けます。

もう一枚の本体①を中表で重ねます。

重ねた状態で、周囲を縫い代1㎝でぐるっと一周縫い合わせます。この時に蓋が付いていない辺の直線部に一箇所返し口を作っておきます。

縫ったら、余分な角を切り落とします。

返し口の縫い代をアイロンで割ります。

返し口から表に返し、本体①のふちを一周縫います(端から2〜3㎜程度の所で)。これにより返し口を閉じることができます。


3.本体②を作る
本体②の表地と裏地を中表で合わせます。

周囲を縫い代1㎝でぐるっと一周縫い合わせます。一箇所返し口を作っておきます。

縫ったら角を切り落とし、返し口の縫い代をアイロンで割ります。

返し口から表に返し、アイロンをかけます。

↓ここで補強の為にふちを一周縫ったのですが、縫わなくてもOK。後で気付きましたが縫わない方が綺麗に仕上がります。

本体②のオモテ面の短辺にマジックテープを付けます。

4.本体①に本体②を付ける
本体①を三つ折りにして折り目を付け、真ん中に本体②を重ねます。※マジックテープが付いた方が蓋側になるように。

本体②の周囲を縫い付けます。蓋側の辺は縫いません。蓋と反対側の短辺の真ん中は、リールのループが通せる程度の間隔を空けて縫います。


5.蓋にマジックテープを付ける
蓋を閉めてみて本体のマジックテープと重なる位置に縫い付けます。

6.リールを付ける
リールを内側から入れ、穴からループを出します。

ループにカラビナなどをお好みで付けます。

7.スナップボタンを付けて完成
本体裏側の両端にスナップボタンやマジックテープなどを付けたら完成です。

今回は上下にスナップボタンを付けました。

最後に
リール式キーケースの作り方2種類をご紹介しました。他にもレシピをたくさん載せているので良かったら参考にしてみてくださいね。